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中災防 ISO45001(JIS Q 45001)、JIS Q 45100総合サイト

JIS Q 45001(+JISα)について(アーカイブ)

【日本の安全衛生活動の取組み】

日本では、厚生労働省OSHMS指針でも規定されている日常的な安全衛生活動が現場で熱心に行われてきており、労働災害防止に大きな効果を発揮してきました。
図1はOSHMS普及のため、2017年に安全対策官民協議会と中災防がそれぞれ行ったアンケートの結果です。①はOSHMSを導入している事業場が安全衛生目標・計画に盛り込みPDCAサイクルで運用を管理している事項を聞いたものです。ヒヤリハット、KY活動、といった日本独自の安全衛生活動は、多くの事業場が安全衛生目標・計画に入れて運用していることがわかります。
②はOSHMS導入の有無に関わらず、すべての事業場に安全衛生諸活動の効果を聞いたものです。事業場が従来から実施してきたKY活動、4S活動といった日本独自の活動は、多くの事業場がその効果が高いことを実感していることがわかります。

図1 安全衛生活動の効果
図1 安全衛生活動の効果

【日本版マネジメント規格の開発へ】

これらの日本独自の活動は、ISO45001には具体的な活動については明示されていません。
そこで厚生労働省が経済産業省と協議し、日本独自の活動を評価、認証するため「日本版マネジメント規格(仮番:JIS Q 45100)」を作成することとなりました。
ISO45001とJIS Q 45100を一体で運用することで、さらなる安全衛生水準の向上が期待されます。
また、JIS Q 45100の認証審査を行う審査員の力量規格についても2018年9~10月頃の発行を目指し進められております。

図2 ISO(JISQ)45001と関連規格の関係図
図2 ISO(JISQ)45001と関連規格の関係図