中災防 ISO45001(JIS Q 45001)、JIS Q 45100総合サイト

ISO/TC283情報

ISO/TC283総会開催

2024.5.1

2024年4月16日(火)日本時間17:00~20:00にISO/TC283総会がオンラインで開催され、中災防職員2名が参加しました。総会では各ワーキンググループの活動が報告されたほか、今年は10月7日~11日、エルサルバドルの首都サンサルバドルで、対面とオンラインによるハイブリッド形式でのISO/TC283開催を予定していることが発表されました。対面の会議は2019年、ルワンダの首都ギガリで開催されて以来、5年ぶりとなります。当該会議では、TC283総会のほか、第一回目となるISO45001改訂を含めた様々なワーキンググループが開かれることとなっています。

ISO/TC283 第3回キガリ会議が開催

2019.10.18

ISO/TC283第3回キガリ会議が、2019年10月6日(日)~12日(土)にルワンダ共和国の首都キガリで開催されました。
7日及び11日午後にTC283総会が行われ、8~11日午前はワーキンググループ(WG)に分かれて作業が行われました。今回の会議でもWG2が「ISO45003:職場の心理社会的リスクのための指針」、WG3が「小規模組織向け実践ハンドブック」作成を担当しました。なお、6日と12日は議長諮問グループ会議が開催されました。

  1. 小規模組織のための実践ハンドブックについて(WG3)
    前回のダラス会議でハンドブック原案の内容を検討した後、WG3内で回覧され各メンバーのコメントを反映させました。その後、本年8月に原案に対するメンバー各国からのコメントが募集され、キガリ会議では各国から寄せられた258コメントについて検討し、原稿を完成させました。ハンドブックは今後ISO事務局で文言整理をし、11月にISOから出版される予定です。
  2. ISO45003:職場の心理社会的リスクのための指針について
    各国から寄せられたコメント数は約600もあり、すべてのコメントについて検討することができませんでした。今回の会議で処理できなかったコメントは、Web会議にて検討される予定です。また、ISO45003は2021年6月までに発行する必要があるため、今後の本規格作成の進め方も検討が行われる予定です。
  3. ISO45002:ISO45001実施のための一般指針について
    小規模組織のための実践ハンドブックの原稿を作成し終えたWG3が、ISO45002の作成を担当することになりました。本指針は2022年秋に発行が予定されています。
  4. ISO4500X:労働安全衛生のパフォーマンス評価(仮題)について
    本規格の作成について、新業務提案を行うため各国の投票を求めることが満場一致で賛成されました。

第4回会議は2020年5月に開催が予定されていますが、開催国は未定です。

写真:ISO/TC283 第3回キガリ会議が開催

ISO/TC283第2回ダラス会議が開催

2019.3.8

ISO/TC283第2回ダラス会議が、2019年3月4日(月)~8日(金)米国テキサス州ダラスで開催されました。
4日午前及び8日午前にTC283総会を行い、4日午後~7日はワーキンググループ(WG)に分かれて作業を行いました。WG2が「ISO45003:職場の心理社会的リスクのための指針」、WG3が「小規模組織向け実践ハンドブック」作成を担当しました。

  1. 小規模組織のための実践ハンドブックについて
    前回のコベントリー会議で作成したハンドブック草案に対し、各国から寄せられた意見を検討しました。今回の会議でまとめた草案に対する各国の意見は、6月に再度募集されます。これら各国の意見は10月に開催されるルワンダ会議で検討され、11月にハンドブック最終案原案がISO事務局に提出される予定です。
  2. ISO45003:職場の心理社会的リスクのための指針について
    コベントリー会議で作成した草案に対し各国から寄せられた意見について検討を行いました。今回の草案はワーキングドラフト(WD)とすることが否決されたため、次回の会議ではWD2を作成することになります。

なお、第3回会議は2019年10月にルワンダの首都キガリで開催される予定です。

写真:ISO/TC283第2回ダラス会議が開催

中災防書籍「これだけでわかるISO45001 導入から実践までのポイント」が発行されました。

2018.10.17

中央労働災害防止協会の解説書「これだけでわかるISO45001 導入から実践までのポイント」が発行されました。本書はISO45001及びJISQ45100の要求事項をどこよりも分かりやすく解説しています。
JISQ45001、JISQ45100の規格要求事項全文を参照できるほか、実践に向け参考となる様式事例が満載です。

中災防職員が表彰されました

2018.10.5

当協会技術支援部の斉藤信吾が次の功績により、一般財団法人日本規格協会から標準化奨励賞を授与されました。

  • ISO/TC283日本代表エキスパート及びISO/CASCO JWG48日本代表エキスパートとしてISO規格に日本の意見を反映させた。
  • JISQ45001、JISQ45100、JISQ17021-10、JISQ17021-100の開発及びJISQ19011の改訂に委員又は事務局として貢献した。
  • 講演、研修講師、執筆、インタビュー等によりISO(JISQ)45001、JISQ45100の普及に貢献した。

受賞はこれらの活動が、「OSHMSの浸透ひいては我が国の労働災害の低減につながる意義深い取組で、標準化や社会への貢献が非常に高い」と評価されたものです。ISO(JISQ)45001やJISQ45100の講演、研修等のご依頼は技術支援部にお問い合わせください。

写真:中災防職員が表彰されました

日本規格協会と共催で説明会を実施します。

2018.9.28

日本規格協会と中災防はこの規格を広く周知し、今後の導入・活用につなげるため、規格制定の経緯と概要、JISQ45001 および JISQ45100 のポイントなどを解説する説明会を広島、福岡、東京、大阪、名古屋の5都市で共同開催することとしました。

プレスリリース(PDF 269KB)PDF

日刊工業新聞に特別座談会の記事が掲載されました

2018.9.27

2018年9月27日の日刊工業新聞にJIS Q 45001等の労働安全衛生マネジメントシステム規格に関する特別座談会が掲載されました。
座談会の参加者は次の6名です。

明治大学名誉教授 工学博士 向殿政男氏(司会)
厚生労働省労働基準局 安全衛生部安全課長 奥村伸人氏
経済産業省産業技術環境局 国際標準課長 藤代尚武氏
日本経済団体連合会 産業安全WG座長 山岸新一氏
中央労働災害防止協会 理事長 八牧暢行氏
一般財団法人日本規格協会 理事長 揖斐敏夫

記事はこちら

「日本版労働安全衛生マネジメントシステムが始動」(PDF 4,726KB)PDF

第1回ISO/TC283会議が開催される New

2018.9.21

第1回ISO/TC283会議が2018年9月17日(月)~21日(金)にイギリスのコベントリー大学で開催されました。本会議には34か国及びリエゾンとして9組織から78名の参加がありました。なお、日本代表エキスパートとして、(一財)日本規格協会及び中災防の職員が参加しています。
17日及び21日にTC283総会を行い、18~20日はワーキンググループ(WG)に分かれて作業が行われました。WG2が「職場の心理社会的リスクのための指針」、WG3が「小規模組織向け実践ハンドブック」作成を担当しています。なお、ISO45001の作成を担当したWG1は本会議で解散することが承認されました。

「職場の心理社会的リスクのための指針」はISO45003の仮番号が割り当てられ、2021年6・7月に発行を予定しています。また、「小規模組織向け実践ハンドブック」2019年11月に発行を予定しています。
今回の会議でISO45001の実践ガイド規格の作成が承認され、完成後はISO45002として発行される予定です。第2回会議は2019年3月にアメリカのダラスでの開催が確定しています。中災防ではISO45001に関連するこれらの規格の動向についてもお知らせして参ります。

写真:第1回ISO/TC283会議が開催される