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ボイラー圧力容器検査測定研究センター

ボイラー圧力容器検査測定研究センター(Center of Boiler and Pressure Vessel Inspection and Research)は国家品質技術監督局に所属する検査・研究機関で、ボイラー、圧力容器、圧力パイプの他、エレベータ、クレーン、構内自動車、架空索道、防爆電器、付属安全装置等の特定設備に関する検査・測定・品質監督、技術検定、安全評価、研究開発、訓練研修、資格試験、国内外許可証審査、製品と体系の認証評価、規格情報の提供などを行っている。

このセンターは今回の機構改革までは旧労働部に所属し、ボイラーと圧力容器のみの検査・測定を行っていたが、今回の改革で、国家品質技術監察局に所属が変わるとともに、新たにクレーンなどの業務が加わった。このため、センターの中に特定設備検査測定室が設置された。なお、このセンターは国から予算が措置されるが、職員の身分は国家公務員ではない。

地方の検査測定体制は以前と変わらず、労働安全衛生は依然として各地の労働局が所掌している。即ち、各省の労働局の下にボイラー圧力容器検査測定所と労働安全衛生測定検査所が置かれ、前者はボイラー圧力容器の検査・測定などを行い、後者はエレベータ、クレーン、防爆電器、保護用品、作業環境などの検査、検定、測定などを行っている。地方での労働安全衛生分野の研究体制も同様で、一部の労働局は労働保護科学研究所を設置し、労働安全衛生についての研究活動などを行っている。現行の体制は、今後地方レベルの機構改革が行われた場合、見直される可能性は大いにある。