このページは国際安全衛生センターの2008/03/31以前のページです。
安全環保研究院

1959年に冶金工業部の安全技術研究所として設置され、1986年に現在の名称に変更された。これまで一環して冶金工業部付属の国立の研究機関として活動してきたが、1995には国家環境保護総局の、1996年には労働部の指導も受けるようになった。今回の機構改革では冶金工業部が廃止され、国家冶金工業局となったことに伴い、民営化され、国家経済貿易委員会の下に組織された中国鋼鉄工業貿易集団総公司の中の科学企業(Scientific Enterprise)として活動することとなった。

 研究所の職員数は600名で、8つの研究所からなる。収入源は、企業への技術指導料、国を含む各種機関、企業、団体からの委託研究、製品の開発・販売、教育・研修の受講料収入、特許料収入、傘下の研究所からの上納金などである。

民営化に伴う最大の変更点は、予算措の仕方で、従来は組織の維持管理のために予算がつけられていたが、今後は研究プロジェクトに対して予算が付けられる。 これにより、今後は、研究プロジェクトを実施する(請け負った)場合にのみ、予算が措置される。いわば、補助金や交付金から委託費へと変わったということである。なお、今回の改革では全国で242の国立の研究機関が1999年7月1日付けで、科学企業(Scientific Enterprise )に身分変えになっている。