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職場でのハラスメント(いじめ)を防止すること(ベルギー)
資料出所:European Agency for Safety and Health at Work発行「News」2002年13号
(仮訳 国際安全衛生センター)
原文はこちらでご覧いただけます
http://osha.europa.eu/publications/newsletter/13/en/Newsletter13_EN.pdf
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「Preventing Mobbing in the Workplace(職場でのいじめの防止)」は、ベルギーの企業によってとられているいじめ防止対策を総まとめしたものである。 Sofie
Hermansによって記述されたこの研究は、PREVENT(注:ベルギーの労働安全衛生研究機関)の協力により行われた。
今迄このように深く堀り下げた研究は職場のハラスメント防止対策では特に行われていなかった。現在8つの具体的な対策がベルギーで立法化されようとしている。この研究は、既に職場でどのような対策がどの程度まで実施されているか、又、講じられた対策と組織の枠組み、規模、部門、組織および企業文化との間に関係があるかどうかを調査したものである。
375の企業に研究の目的を説明した質問形式の文書を送付したところ、223の回答(59.5%)が得られた。
調査結果によると、主たる一般的な対策は次のようなものであった。
- ハラスメントを担当する専門家を配置する(64.7%)
- ハラスメントを防ぐことを管理者に義務づける(58.4%)
- ハラスメント防止の意思をはっきり宣言する(42.4%)
- ハラスメントの訴えがあったら、公平に調査すること(41.4%)
- 会合で問題を処理すること(36.8%)
- ハラスメントの被害者への企業内部援助を行うこと(63.9%)
- ハラスメントを行う者を罰すること(56.4%)
- ハラスメントを行う者を更正させるための治療を受けさせること(3.4%)
研究時点では、ベルギーで立法化しようと提案された8つの対策の全てを導入している組織はなかった。 回答企業の殆どが上記事項の2つ(52%)ないし3つ(64%)だけの対策を講じているにすぎなかった。
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