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欧州全域で安全衛生キャンペーン
危険有害物質への取り組みがテーマ
First pan-European campaign to combat risks of dangerous substances at work
資料出所:欧州安全衛生機構ホームページ
http://osha.europa.eu/news/press_releases/en/13_05_2003/index.htm
(抄録 国際安全衛生センター)
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2003年5月13日、欧州安全衛生機構(European Agency for Safety and Health
at Work)は、職場における危険有害物質のリスクの低減をテーマとした欧州地域全体でのキャンペーンを開始した。EU加盟国15ヶ国に加え、EU加盟を予定している各国、およびEFTA(欧州自由貿易連合)全加盟国が参加しての一大キャンペーンとなる。
- 欧州全体の労働者の5分の1に相当する3,200万人が、発癌性物質にさらされている。
- 22パーセントの労働者が、労働時間の4分の1以上において、煙や蒸気を吸入している。
- 欧州地域でごく一般的に使用されている30,000種の化学物質の3分の2は、十分かつ体系的な毒性テストが行なわれていない。
- 毒性が明らかになっている化学物質について、リスク予防のための法規制を守っている企業は12パーセントにすぎない。
欧州地域で働く約1億5000万人の労働者の4分の1が、何らかの化学物質、生物因子、その他の危険有害物質のリスクにさらされている。欧州市場に出回っている10万種もの化学物質および生物因子は、癌、喘息、神経精神疾患をはじめとする様々な疾病を引き起こす要因となりかねない。危険物質に関する法規制が守られない、危険有害物質についての正確な情報が与えられていないといった状況が、さらにリスクの度合いを高めている。キャンペーンでは、労働者および市民に対し広く危険有害物質の取り扱いへの注意をよびかけていく。
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