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暴露指標:高温
潜在的な健康への影響
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異常な高温への身体的反応として、脈拍数の増加、塩分不足による痙攣があり、次いで極度の疲労、脱水症状、心理的な識覚の喪失がある。また失神、めまい、最悪の場合は心臓発作を引き起こす。
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欧州全体の状況(注19)
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面接した全労働者の20%が高温に暴露している。
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国別報告でリスクが最大と指摘された産業分類(NACEコードを使用)(注20)
カッコ内の数値はフォーカル・ポイントの回答数
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27 金属材料の製造(10) 15 食品および飲料の製造(9) 26 その他の非金属鉱物製品の製造(8) 28 金属加工製品の製造(機械および設備を除く)(5) |
国別報告でリスクが最大と指摘された職業分類(ISCOコードを使用)(注21)
カッコ内の数値はフォーカル・ポイントの回答数
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93 鉱業、建設業、製造業および運輸の単純労働者(10) 72 金属、機械および関連職業従事者(8) 81 定置装置および関連操作員(6) 82 機械操作員および組立工(5) 74 その他の職人および関連職従事者(5) 71 採鉱、建築職従事者(4) |
その他のリスク分類
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性別:男性の方がリスクが高いとする回答が10件あった。
年齢:25歳未満の若年労働者が高温への暴露リスクがもっとも高いとする回答が数件あった。
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傾向
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職場の高温への暴露については、横ばい傾向にあるとの回答が9件、減少傾向にあるとの回答が2件、増加しているとの回答は1件だけあった。特定の傾向は不明とする回答が3件あった。
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新たな防止策の必要性を指摘した
フォーカル・ポイント
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ベルギー、フィンランド、ギリシャ、イタリア、ポルトガル、スペイン
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提案された対策の内容(注22)
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共通の内容はなかった。
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その他の関連情報
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新たな防止策の提案のなかで、職場の高温への暴露を減少させるために採用、発展させうる対策として、以下が報告された。
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適切な換気システム
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熱源の隔離
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個人用保護具の設計改良(快適性の向上)
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労働者への研修と情報の提供
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作業組織手順の実施(個別作業のローテーション化、計画的な休憩)
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注19 ESWCデータ、ダブリン財団第2次欧州調査(1996年)
注20 リスクが最大であるとするフォーカル・ポイントの回答数がもっとも多かった産業
注21 リスクが最大であるとするフォーカル・ポイントの回答数がもっとも多かった職業
注22 新たな対策の内容は本報告書の暴露指標またはOSH上の諸結果を扱った章に記載している。
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