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基礎工事での災害を分析

資料出所:EFFC(European Federation of Foundation Contractors)発行
「European Foundations」 No10, Spring, 2001 p.4
(訳 国際安全衛生センター)


欧州基礎工事企業連盟(EFFC)が作成した最近の欧州基礎工事産業の災害に関する統計が、2000年11月に発表された。それによると、同産業では安全な施工基準を守り、前年度以前と同レベルの安全成績を残している。

これらの数字は、EFFC安全環境作業グループ(ウォルター・エンシンガー委員長)が集めた事故報告に基づいている。報告は同産業の活動の全体に及んでおり、手作業、機器の保守、運用など、多くの事故の原因となった作業活動を特定している。

本誌は今後の連載で、各種の技術の安全面を特集していく予定である。この号ではボアパイルおよびCFAパイル工法を中心に報告する。

これらのセクターでは、手作業による取り扱いが最も危険な作業であり、事故原因の27%を占めている。それに続いて、パイプやロッドのネジ止め、ネジ外しが21%となっている。

統計は、事故の原因で最も多かったものを特定している。ボアパイルやCFAでは、落下物の衝突(31%)が最も多く、稼働中の機械・機器との衝突(20%)、滑り、転倒、転落(18%)がそれに続いている。