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EU 労働災害の欧州統計およびユーロスタット1999年労働力調査の労働安全衛生に関する暫定モジュール、労働災害に起因する欠勤および雇用形態変更についての方法論および初期の量的結果
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労働災害の欧州統計および
ユーロスタット1999年労働力調査の労働安全衛生に関する暫定モジュール、
労働災害に起因する欠勤および
雇用形態変更についての方法論および初期の量的結果
ディディエ・デュプレ
欧州共同体ユーロスタット統計局(注31)
資料出所:European Agency for Safety and Health at Work(欧州安全衛生機構)発行
「Safety and Health and Employability」1999年度版 p.54-p.56
(訳 国際安全衛生センター)
この記事のオリジナルは下記のサイトでご覧いだだけます。
http://osha.europa.eu/publications/conference/conference99/proceedings.pdf
ユーロスタットのESAWプロジェクト(労働災害に関する欧州統計)は、死亡労働災害、および4日以上の欠勤を伴なう労働災害のデータ収集、整理を進めている。現行では3段階のプロジェクトとなっている。第1段階は1993年のデータに関する作業で、企業、被害者、傷害のデータが収録されている。第2段階は1996年のデータで、これには損失日数も含まれている。第3段階は2001年からで、これには災害の発生原因も盛り込まれている。
ユーロスタットにとって、おそらく最大の問題は、加盟国の報告水準が100%に満たないことである。これは災害報告が保険ベースではない場合に発生する。報告のパーセンテージは以下のとおりである。
● デンマーク 56%
● イギリス 42%
● アイルランド 36%
1996年:初期結果 |
4日以上の欠勤を伴なう災害4,832,329
=労働者10万人あたり4,229人 |
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[労働損失日数9,800万日から1億9,400万日]
6ヵ月を超える、または永久障害者96,226人を含む |
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死亡災害5,549件(交通事故を除くと3,914件)
=労働者10万人あたり5.3人(同3.6人) |
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NACEコードの意味 |
A-B |
農業、狩猟、林業、漁業 |
C-D |
鉱業および製造業 |
E |
電気、ガス、水道 |
F |
建設 |
G |
卸売りおよび小売り |
H |
ホテルおよびレストラン |
I |
運輸、倉庫、通信 |
J-K |
金融およびビジネス活動 |
1999年に労働力調査が実施されており、データは2000年3月31日までにユーロスタットに提出される。(ベルギー、フランス、オーストリア以外のEU)加盟12カ国での職業性疾病と労働の場における死傷災害を検証している。
ここでは、過去12ヵ月中に業務の過程で発生した災害による負傷の最新データ、同じく過去12ヵ月中に業務に起因して、または業務によって悪化したもっとも深刻な健康問題を検証する。また個人が復職できた日、および昨年中の欠勤日数も記録する。この他に以下を検証する。
● 本人は通常業務に復帰できたか。
● 業務もしくは職場の変更、または労働時間の変更もしくは短縮があったか。
● 本人は復職を期待しているか。
プロジェクトの暫定的な結果は2000年に、詳細な結果は2001年にまとめられる。このプロジェクトにより、欧州連合内の疾病と傷害の傾向に関して、内容の濃い有意義な情報が得られるはずである。
(注31)http://europa.eu.int/eurostat.html(注)
(訳注:現在のアドレスはhttp://europa.eu.int/comm/eurostat/)
この記事の出典「Safety and Health and Employability 1999」(英語)は国際安全衛生センターの図書館でご覧いただけます。
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