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速報化学物質管理に関するEU理事会指令の実務ガイドライン

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Local news 2006年10月3日
(速報作成 国際安全衛生センター)

掲載日:2007.05.09

EUの安全衛生に関する理事会指令については、それぞれについて実務ガイドラインが作成されることになっているが、このほど98/24EC「職場における化学物質ばく露リスクに対する労働者保護」についての実務ガイドラインPDF[2.32MB]が刊行された。規制を目的としたものではない。

主な内容は以下のようになっている。

  • 序論
  • 第1部
  • 作業場所における有害化学物質の存在によるリスクの特定、評価および抑制
  • リスク抑制のための一般原理
  • リスク抑制のための個別的対策
  • 第2部
  • 鉛化合物ばくろ作業者の健康診断
  • 鉛ばくろによる健康影響
  • 生物学的モニタリング
  • 第3部
  • 関連資料:理事会指令、規則、規格、分析方法、その他
  • 付属資料
  • Rフレーズ、Sフレーズ
  • 簡易リスクアセスメント法
  • 工業プロセスにおけるリスク抑制原理の適用例
  • 化学物質に対するばくろの定量的評価
  • 理事会指令2000/39/ECにばくろ限界値の示された物質の測定方法
  • 空気中および血液中の鉛濃度測定方法

従来、化学物質による健康影響のリスクアセスメント/マネジメントはばく露の評価によって行われてきたが、コントロールバンディングを取り入れて、リスクの段階に応じた基本的実施事項(good practice)の遵守に重点を置くという、欧州における最近の動向が取り入れられている。 コントロールバンディングに沿った基本的実施事項が詳細に示されているほか、測定の結果に応じた作業環境ばく露の評価方法についての記載などもある。

このような欧州の動向についての情報には、2005年に相前後して改正されたイギリスHSEの有害物質管理規則とドイツの危険有害物質規則と平易な手引きなどがある。

また、アメリカ産業衛生協会AIHAが2006年に刊行した「職業ばく露の評価と管理のストラテジー」第3版には、 コントロールバンディングも含めた最近の進展がまとめられている。

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