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2000年のドイツの労働災害と業務上疾病は明確に減少
資料出所:ドイツ職業保険組合中央会(HVBG)ホームページ(2001年7月)
http://www.hvbg.de/e/pages/presse/preme/au-2000.htm
(訳 国際安全衛生センター)
2000年のドイツにおける労働災害による死亡者は前年に比べ15パーセント以上減少した。
ドイツの商工業分野での労働災害による死亡者は、昨1999年の977から15%以上減少して825となった。2000年のこの数字は、はっきりとした減少傾向を示している。
通勤災害の死亡者も同様に前年より減少した。しかしながら、減少率は3.7%で、発生数は722と労働災害の減少率には及ばなかった。
障害年金に係わる重傷災害も明確に減少した。それは 労働災害で22,678、6.8%、通勤災害で6,929、5.9%、
また、報告されたすべての労働災害は114万で3.5%、通勤災害は177,000で5.4%それぞれ減少した。
「我々は特に重傷災害と死亡災害の明白な減少を喜んでいる。これほど減少したことは過去にはない」とHVBGの副総裁は強調した。 「報告労働災害のゆっくりした減少で災害防止のレベルがかなりのものになりつつあるという我々の判断を確認することができる。永年、災害率ははっきりとそして継続的に減少している。」
BGと事業者は、さらに安全と健康を改善するために、情報と動機づけを通して、従業員の行動を変えることに注目すべきである。
業務上疾病も減少を続けている
業務上疾病による死亡災害は 2000年には 1,785、と劇的に 7.5パーセント減少した。
報告された業務上疾病の数もこの数年間減少し、2000年も71,172と2.1%の減少であった。
およそ 70,000件が2000年に審査された。当然、この数字はこの数年中報告され未だ審査されていない業務上疾病を含んでいる。業務上疾病と確認されたものは、およそ
24,000で、この35.3%という比率は、前年の34.2%と本質的に変わらない。
以下一部省略
商工業における労働災害と通勤災害
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1999 |
2000 |
1999から2000年への変化 |
絶対数 |
% |
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1,185,382 |
187,559 |
1,372,941 |
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1,144,262 |
177,347 |
1,321,609 |
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(新規労災年金受給者数) |
(労働災害によるもの) |
(通勤災害によるもの) |
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出所:HVBG Sankt Augustin
2001年7月4日の統計
業務上疾病:業務上疾病に罹患しているかもしれない合理的な疑いのあるものの報告数と業務上疾病としての認定数
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1999 |
2000 |
業務上疾病に罹患しているかもしれない合理的な疑いのある者の数 |
72,722 |
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71,172 |
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業務上疾病に罹患している疑いのあることが確定された者の数 |
25,011 |
35.3% |
23.817 |
34.2% |
認定された業務上疾病の数 |
17,046 |
24.1% |
16,414 |
23.6% |
(新規業務上疾病年金受給者数を含む。) |
(-5,309) |
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(-4,901) |
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業務上のものと判定されたが、労災保険で補償がされていないもの |
7,965 |
11.2% |
7,403 |
10.6% |
業務上疾病に罹患しているかもしれない合理的な疑いはあるが、未だその疑いのあることが確定されていないものの数 |
45,860 |
64.7% |
45,769 |
65.8% |
業務上疾病かどうかの決定数の合計 |
70,871 |
100% |
72,269 |
100% |
出所:HVBG Sankt Augustin
2001年7月4日の統計
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