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インド全国安全協会の健康、安全、環境日誌1999年

工場労働者のための安全に関するヒント

あなたの安全と健康は、あなた自身の手にゆだねられています。あなたの不安全な行動や態度は、自身の生命を危険にさらすばかりでなく、他の人まで巻き込んでしまう恐れがあります。仕事の責任の第一は、自分の不安全な行動を防ぐことです。

以下のヒントは、あなたが不安全な行動を取ることを予防するのに役立つものです。

知っておき、よく理解すべきことがら:

  • 自分の会社の基本ルール
  • 自分の会社の安全手順と一般安全規則
  • 運転の開始、終了、およびメンテナンスのシステムと手順
  • 非常時の自分の役割
  • 消火器、消火栓、消火ホース格納箱、火災警報機のボタン、火災モニター、救急箱、非常口、電気制御盤、個人用保護具などの設置場所と使い方
  • 緊急救命用具、安全シャワーおよび洗眼用蛇口などの操作方法と、清掃手順
  • 自分の工場の作業許可制度
  • 特に消防署、緊急安全対策センター、救急センターなど重要な連絡先の電話番号

作業方法:
  • 新しい仕事は、試してみる前にやり方を聞きましょう。
  • 機械、乗物、器具などを許可なく操作してはいけません。
  • 機械・設備の安全装置を不正に変更してはいけません。
  • 電気配線に不備があった場合、自分で直そうとはせず、監督者に報告しましょう。
  • 運転中の機械・器具を無人で放置しないようにしましょう。
  • 作業内容に合った用途を持つ工具を使用しましょう。
  • 手順を端折らないようにしましょう。
  • ダイヤル、グラフ、目盛は正確に読み、異常値が観測された場合は決められた対処方法を取るようにしましょう。
  • ホイスト、クレーン、フォークリフトなどに積載された製品の下で作業する場合は、必ず、積載物が適切な装置を使って正しく支えられていることを確認してからにします。
化学的安全性
  • 容器のラベルに、中身の薬品名が正しく記載されていることを確認し、取り扱う際には中身に応じて必要な注意を払うようにします。
  • ラベルは注意深く読みましょう。
  • 中身が不確かな容器を取り扱うのは避けましょう。
  • どんな薬品でも、口に入れたり吸入したりしてはいけません。
  • 薬品それぞれの特徴の重要性を理解し、特に引火点、可燃限界、有毒性などについては把握しておきましょう。
  • 自分が扱う薬品それぞれの貯蔵、取り扱い、消火、応急手当などの安全な方法を知っておきましょう。
  • 使用後の空容器は、汚染を完全に除去しましょう。
  • 正しい個人用保護具(PPE)を使用しましょう。
  • どんな形の化学物質でも、その物理的・化学的特性や危険性を完全に理解し、必要な注意を払っていれば、安全に使用することができるのだということを頭に入れておきましょう。
人間工学:
  • 曲げたり、ねじったり、伸ばしたりという無理のある姿勢は避けましょう。
  • ジグザグの動きは避けましょう。
  • PPEを着用後、体が自由に動くことを確認しましょう。
  • 一つの姿勢を長時間とりつづけることは避けましょう。
  • 光源は眩しすぎないように調節しましょう。
  • 道具はしっかりと握りやすい位置で使用しましょう。
  • リズミカルな動きを心がけましょう。
衛生面:
  • 溶剤、アルカリ、機械油などで皮膚を洗浄するのは絶対にやめましょう。
  • 危険な化学物質の使用されている場所で食事をするのは絶対にやめましょう。
  • 手や、体の露出している部分は定期的に洗い、仕事の後は入浴しましょう。髪の毛や爪の中を清潔に保つことも心がけます。
  • 仕事着やタオルは定期的に取り替えましょう。
  • 衛生設備付近は、協力して清潔に保ちましょう。
  • 食事の前には手を洗いましょう。
  • 感染症の病気にかかっているときは、仕事をしないようにしましょう。
一般
  • どんな仕事でも、取り掛かる前に安全に関する指示とラベルを読みましょう。
  • 記号やカラーコードの意味はよく理解しておきましょう。
  • 運転中の機械装備を許可なく通り抜けたり横切ったりしてはいけません。
  • 作業場に張られたシール、注意書、タグなどをはがさないようにしましょう。
  • 悪ふざけや人の邪魔になる行為は絶対にやめましょう。
  • 配管の上を歩かないようにしましょう。
  • ガスボンベを落としたり転がしたりしてはいけません。
  • 圧縮空気を床掃除に使用してはいけません。

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