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NSCの安全監査、危険評価、コンサルティングサービス

 インドNSCは安全監査および安全に関する技術的助言を提供する事業を行っています。NSCは段階的にその業務を拡大し、危険評価や総合的なコンサルティングパッケージを提供するようになっています。NSC内部の専門家に加えて、各産業や組織の外部専門家も必要に応じたサービス提供のために、動員されています。これらの事業活動におけるNSCの業績を以下にご紹介いたします。

資料出所:「INDUSTRIAL SAFETY Chronicle」July-September 1997
(訳 国際安全衛生センター)

安全監査

  • 対象となる産業の範囲

    1. 化学産業
    2. 石油化学産業
    3. 肥料産業
    4. 殺虫剤産業
    5. 冶金産業
    6. 医薬品産業
    7. レイヨン産業
    8. プラスチック製品産業
    9. セメント産業
    10.エンジニアリング産業
    11. 鉄鋼産業
    12. 火力発電産業
    13. タイヤ製造産業
    14. 繊維産業
    15. 建設産業
    16. 食品産業
    17. 人造繊維産業
    18. 農薬産業
    19. 紙産業
    20. クロールアルカリ産業
    21. ポリマープラント産業

  • 国際的業務

    1992年4月にインドネシアのスラバヤにあるM/s.PT-ISPAT-Indoの安全監査を実施した.

  • 中小企業グループの調査

    デリーのバジプール工業団地にある中小製鉄所圧延工場の安全調査を、州CIFの要請に基づいて行った。

  • NSC幹部職員の研修

    NSC幹部職員の安全監査研修を、米国AID資金によって米国で実施した.

  • 安全監査基準の開発

    インド規格局(BIS)によって組織された産業安全部門委員会の監督の下で、「労働安全衛生監査に関する審査基準」が作成され、近く公表される。産業安全部門委員会のK.C.グプタ委員長および小委員会のH.N.グプタ委員長が作成に大きな役割を果たした。

危険評価

  • MCA分析

    NSCはインド石油会社(バシ)の石油火力プロジェクトのMCA分析を行った。

  • HAZOP調査

    バルマール・ロウリー会社(タロジャ)の水素荷降し・流通システム
    バラト・ギアーズ会社(ムンブラ)のLPG取扱い貯蔵、エンドガス・ゼネレータおよび焼入れ炉(Quench Furnaces)

総合コンサルティングパッケージ

  • 太陽電池製造プラント

    NSCはバラト重電機会社(BHEL)によって設置された、インド政府の代替エネルギー源省(DNES)のアモルフォス・シリコン・プロジェクトにおいて、総合コンサルティング業務を実施した。この業務は建設から運転開始に至る範囲をカバーした。3年間に11回の現地視察を行い、5本のレポートが提出された。業務はDNESが設けた高レベル安全審査委員会によって監督された。

  • バラルプール産業会社

    NSCは同社の安全衛生環境対策を策定するための、総合的プログラムを設計、実施した。この任務の一部として、プラントの視察、経営幹部、中間管理職、安全委員会のためのワークショップが開催され、短期、長期の対策についての勧告が作成された。また非常事態対策も作成され、各種レベルの訓練プログラムも実施された。

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安全監査、危険評価、コンサルティングサービスの活動は、企業経営者が法律上のきびしい要件についての認識を深めるにつれて、拡大されている。これらのサービスは優先的な領域として見直され、需要が高まっている。こうした状況から、NSCはこれらの分野の活動を拡大している。