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労働災害と業務上疾病に関する統計(〜2003年)
資料出所:KOSHA発行「Annual Report 2003」
(仮訳 国際安全衛生センター)
1. 要約 原文はこちら
- 業務災害補償保険の適用を受けている1,006,549の事業場で働く労働者10,599,345人のうち、4日以上の治療を必要とする者の数は、2003年には94,924人であり、死傷災害発生率(Accident Rate)は0.90%である。
- 2002年と比較して事業場数は0.4%増加、労働者数は0.3%増加、そして死傷災害発生率は0.13ポイント増加した。
- 1998年および1999年にIMFの規制により韓国経済が急激な変化をしたために、死傷者数及び死傷災害発生率は連続して急速な減少の傾向を示したが、業務災害補償保険の適用事業場の範囲が2000年7月に労働者1人以上の事業場まで含まれるようになった為に、事業場数は増加し、このため2001年以降死傷者数はかなりの増加をした。
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年毎の死傷者数および死傷災害発生率 |
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2. 死亡者数 原文はこちら
- 死亡者は2,923人であり、そのうち業務事故によるもの1,533人、業務上疾病によるもの1,390人である。
- 一万人当りの死亡率は2.76であり、2002年の2.46に比して3.0ポイントの増加である。死亡の原因をブレークダウンすると、脳・心臓血管系疾病による死亡820人、墜落・転落による死亡556人、及び交通事故による死亡が208人である。
- 業務上疾病による死亡者数は1998年以降着実に増加している。一万人当りの死亡率は、1994年以降減少傾向であるが、2003年は増加した。
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3. 業務上疾病 原文はこちら
- 2003年の業務上疾病患者の数は7,740人を数え、前年の4,190人に比して3,550人(84.7%)の増加。
- 特に2003年の職業性疾病は1,423人を数え、前年の944人と比較して479人(50.7%)の増加である。作業関連疾患の患者数は6,317人で前年の3,246人より3,071人(94.6%)の増加である。
- 業務災害補償保険の適用範囲は、脳・心臓血管系疾病のような作業関連疾患も含むように拡大され、それが増加している。
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年毎の業務上疾病および罹患率 |
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この記事のオリジナル本(英語)は国際安全衛生センターの図書室でご覧いただけます。
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