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労働災害と業務上疾病に関する統計(〜2004年)
資料出所:KOSHA発行「Annual Report 2004」
原文はこちら
(仮訳 国際安全衛生センター)
1. 要約
- 災害補償保険法(Casualty Compensation Insurance Act)の適用を受けている1,039,208の事業場で働く労働者10,473,090人のうち、4日以上の医療を必要とする死傷者数は、2004年には88,874人であり、死傷災害発生率(accident rate)は0.85%であった。
- 2003年と比較して、労働者数は1.2%、死傷者数は6.4%、死傷災害発生率は0.05ポイントの減少であった。
- 1998年および1999年のIMF規制の影響を受けて、韓国経済が急激に変化したために、死傷者数及び死傷災害発生率は連続して急速な減少の傾向を示したが、労働災害補償の適用事業場の範囲が2000年7月に労働者1人以上の事業場まで含まれるようになった為に、2001年以降は死傷者数はかなりの増加をした。
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Table1: 各年毎の死傷者数および死傷災害発生率 |
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2. 死亡者数
- 死亡者は2,825人であり、そのうち業務事故によるもの1,537人、業務上疾病によるもの1,288人である。
- 1万人当りの死亡率は2.70であり、2003年の2.76に比して0.06ポイントの減少である。脳・心臓血管系疾病による死亡者数788人であり、墜落・転落による死亡者数570人、およびじん肺による死亡者数421人がこれに次いだ。
- 業務上疾病による死亡者数は1998年以来着実な増加を示している。1万人当りの死亡率は、1994年以来減少傾向を示しているが、2003年以降また増加している。
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Table2: 各年毎の死亡者数及び1万人当りの死亡率 |
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3. 業務上疾病
- 2004年の業務上疾病の患者数は7,895人で、前年の7,740人に比して155人(2.0%)の増加。
- 特に2004年の職業性疾病の総計は2,046人を数え、前年の1,423人と比較して623人(43.8%)の増加である。作業関連疾患の患者数は5,849人で、前年の6,317人より468人(7.4%)の減少を示して5,849人であった。
- 労働災害補償保険の適用範囲は、業務上疾病のうち(死亡を含む)”労働者のじん肺(13の段階に区分する)”も含むよう拡大され(2003年7月1日施行)、2004年は前年の数値より623人の増加を示した。
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Table3: 各年毎の業務上疾病および罹患率 |
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災害の指標
* |
死傷災害発生率
(Accident Rate) |
= |
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X |
100 |
死傷者数
(Number of causalties) |
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災害補償保険(casualty compensation insurance)
でカバーされる労働者数
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* |
1万人当りの死亡率
(Fatality rate per 10,000 persons) |
= |
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X |
10,000 |
死亡者数
(Number of fatalities) |
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災害補償保険(casualty compensation insurance)
でカバーされる労働者数 |
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* |
罹患率
(Morbidity) |
= |
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X |
1,000 |
業務上疾病者数
(Number of case involving occupational illness) |
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災害補償保険(casualty compensation insurance)
でカバーされる労働者数 |
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この記事のオリジナル本(英語)は国際安全衛生センターの図書室でご覧いただけます。
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