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港湾事故の歴史的分析
Historical Analysis of Accidents in Seaports

Rosa-Mari Darbra, and Joaquim Casal

資料出所:Elsevier Science発行 「Safety ScienceVol.42, Issues 2, 2004年2月号, p.85-98
Sience Direct

(仮訳:国際安全衛生センター)



要約

 港湾で発生した事故を分析する研究が行われている。20世紀の始めから2002年10月までに、港で発生した471件の事故例について分析している。その研究結果は、事故の発生頻度は年を経るに従って増加していることを示しており、事故の83%が過去20年間に、また59%の事故が過去10年間に発生している。最も発生頻度の高い事故は、型別では荷の解離(漏洩)が51%、次いで火災の29%、爆発17%、ガス雲の3%の順となっている。また、事故の半数以上(56.5%)が輸送中に発生しており、荷積み/荷下ろし作業中、貯蔵施設、および生産施設における事故も、事故総数に対して大きな割合を占めている。また、本研究では、種々の事故原因についても分析がなされ、起因物の種類および影響を受けた人数(死亡者数、負傷者数や避難した人の数等)が示されている。最後に、港における安全対策を改善する必要性について、結論が述べられている。



本文は省略しabstractのみ紹介していますが、