マレーシア労働安全衛生協会（MSOSH）

歴史

• マレーシア産業安全協会(Malaysian Society for Industrial Safety)の名で知られていた協会で､1971年4月27日に正式に登録された。
  
  
• 1991年、協会メンバー合意のもと、マレーシア労働安全衛生協会(Malaysian Sosiety for Occupational Safety and Health)と改名され、その後政府に公式登録された。
  
  

目的

• 産業労働者の安全と衛生、および労働災害防止策を積極的に推進すること。
  
  
• けがや施設損害の防止と削減を念頭に、事業者と労働者の協力体制を奨励、推進すること。
  
  
• 安全・衛生会議および集会を積極的に推進、実施し、安全衛生を好ましい形で実践することへの理解を高めること。
  
  
• 当協会の推し進める安全衛生に関し、一般の関心を引き付ける記事および新聞の発行と掲示。
  
  
• 労働災害の原因に関する調査活動の実施と、労働災害防止・削減に向けての対策および解決方法の探求。
  
  

• 事故防止の促進と労働者の安全衛生の向上を目的とした、当協会所有の労働災害統計と情報の公開と一般利用可能化。
  
  
• 労働者に対して、災害を回避する最良の方法について助言を行い、それらの実用的、かつ先見行動的な手法を常に採るよう理解させることを基本目的とする教育業務と情報サービスの実施。
  
  
• 会員のための情報センターの設立と維持管理。
  
  
• 安全衛生のイニシアチブの推進について、政府機関との緊密な関係を保持しつつ任務を遂行すること。
  
  
• 労働安全衛生部（Department of Occupational Safety and Health , DOSH）、社会安全機構（Social Security Organization , SOCSO）、国立労働安全衛生研究所（National Institute of Occupational Safety and Health , NIOSH）、消防サービス・救命部(Fire Services and Rescue Department)、マレーシア労働組合会議（Malaysian Trade Union Congress , MTUC）との緊密な関係を保持しつつ任務を遂行すること。
  
  

現在の会員

• 終身会員： 17
• 法人会員： 448
• 個人会員： 803
  会員総数：1268

運営委員会

　運営委員会は年次総会の際、会員により選任され、産業界と組織を代表する立場で運営されている。

• 選挙は毎年実施される。
  
  
• 運営委員会は２組に分かれ、そのそれぞれが２年間を一期として業務を遂行する。
  
  
• なお、運営委員会委員以外に、当協会には、労働安全衛生部(DOSH)、社会安全機構（SOCSO）、国立労働安全衛生研究所（NIOSH）、消防サービス・救命部、マレーシア労働組合会議（MTUC）からの職務上の委員も代表として含まれる。
  
  

基本的活動

　特に挙げられる活動：

• 会員向け会報を発行・配布すること。
  
  
• 一般向け、および会員向け安全衛生講座を運営すること。
  
  
• 安全衛生の推進を目的とした、労働安全衛生部省（DOSH）、社会安全機構（SOCSO）、国立労働安全衛生研究所（NIOSH）、消防サービス・救命省、マレーシア労働組合会議（MTUC）との緊密な関係を維持すること。
  
  
• 安全衛生環境グループ(HSE group)の代表団と対話と協議を行うこと。
  
  
• 支部を通じて会員向け安全衛生サービスを行うこと。
  
  
• 全国的に安全衛生を推進するための協会支部の増設すること。
  
  
• 会員組織の参加による安全衛生コンクールを開催し、優れた安全衛生活動の表彰を行うこと。
  
  
• 会員に対して安全衛生ポスターを貸し出すこと。
  
  
• 安全衛生の分野での地域レベルの向上を主目的として、アジア太平洋労働安全衛生機構（APOSHO）および日本の中央労働災害防止協会と緊密な関係を保ち、それぞれの経験とこれまでの学習成果を共有すること。
  
  
• マレーシアの人々と共に学び、経験を共有できるようにとの目的で、日本の中央労働災害防止協会が実施する講座への参加者を、会員より選抜し、指名すること。

MSOSHの玄関に掲げられている看板