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国際安全衛生センタートップ国別情報(目次) > ニュージーランド 消防士の間で高い発生率−ニュージーランドで睾丸ガンの調
消防士の間で高い発生率
ニュージーランドで睾丸ガンの調査

資料出所: NSCA発行「Australian Safety」2000年6月号
(訳 国際安全衛生センター)

 最近のニュージーランドでの調査によると、消防士は一般の男性よりも睾丸ガンの発生率が3倍も高いことがわかった。環境科学研究所(ESR)とウェリントン医科大学が4,305人の消防士を対象に行った調査では、1990年から1996年にかけての期間に対して8人に睾丸ガンの発生が見られた。1977年から1996年の期間には13例が発見されているが、これは一般の発生率から見た予想の7人より6人も多い。この調査に先立って、1989年にウェリントンで217人の消防士についての調査が行われたが、このときも同じような傾向が見られたため、今回はさらに規模を広げた調査が行われた。

 消防士になぜ睾丸ガンが多く発生するのか。ESRはその原因を調べるため、さらに調査を進めることにしている。リスクが高い理由はまだ分かっていない。

(AFP通信による)