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「労働安全衛生基準」に関する手引書(改正)
(資料出所:Department of Labor and Employment発行
「PRIMER on the Occupational Safety and Health Standards」)
(仮訳 国際安全衛生センター)
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規則1070
労働衛生と作業環境管理
この規則は、作業環境の大気中に存在するとみられる毒物、発がん性物質および物理的因子についての暴露限界値(Threshold
limit values : TLV)を定めています。
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暴露限界値(TLV)とは?
暴露限界値(threshold limit value: TLV)とは、物質の気中濃度を指し、労働者が1日8時間、つまり週48時間に繰り返し暴露を受けても悪影響を受けない値を表しています。
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気中汚染物質およびヒトの発がん性物質のTLVは?
「OSH基準」附則の表8、表8aおよび表8bを参照してください。
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騒音についてのTLV値とは?
騒音についてのTLV値とは、労働者が通常の話し言葉を聞いて理解できる能力に悪影響を及ぼすことなく、繰り返し暴露しても支障のない音圧レベルを意味します。
許容可能な暴露騒音レベルについては、「OSH基準」の表8bを参照してください。
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作業場所の照度に関する本基準の規定は?
人が作業または通過する場所にはすべて、使用時間中、充分かつ適切な自然照明または人工照明を設置するものとします。
表8c「照度レベルの表」は「OSH基準」に記載されています。
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緊急照明は建物において重要か?
はい。緊急照明は、複数階で大勢が雇用されている建物の階段、出口、作業場所および通路に設けられなければなりません。
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良好な換気とは?
- 適切な大気の状態が自然換気または人工換気によって保たれるようにします。
- 清浄かつ新鮮な空気が、労働者1人当たり20〜40m3/時以上の平均速度で締め切った職場に供給されるようにします。
- 塵、ガス、蒸気またはミストは除去されなければならず、大気に浸透するようなことがあってはなりません。
- 締め切った空間における空気の速度は、空気速度が雨季には15m/分、夏季には45m/分を超えないようにします。
- 行われる作業に適した温度が保たれるようにします。
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