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国際安全衛生センタートップ国別情報(目次) > チュニジア 労働安全衛生研究所(ISST)
3.活動方針

ISSTは、職場における労働条件の実態などを調査する活動を行います。

  • 研究と調査

その目的は、

  1. チュニジア人労働者の健康、安全についての現状を明らかにします。
  2. 職場の危険予防について科学的、医学的、工学的知識の普及を促進します。
  3. 人間−機械の関係においてうまく機能しない点の解決方法を提案します。

  • 研修

労働者の必要に即して、ISSTは以下の業務を行います。

  1. 産業別職業研修および教程作成
  2. 企業内の研修
  3. 企業内の情報交換およびアクセス支援
  4. セミナー、実習
  5. 労働教育の実施

  • 情報

情報の収集、処理、設計を通じて、ISSTは以下のものを用意しています。

  1. 労働者が必要とする的確な情報
  2. 専門文書センター:定期刊行物、ポスター、冊子、カセット、ビデオ、16ミリフィルム
  3. 労働安全衛生に関する専門誌
  4. 労働安全衛生に関する国際的なデータベース(CD−ROMにて)

  • 技術的支援

労働現場における適切な評価により、ISSTは以下の事項について助言します。

  1. 危険、公害の発見と評価
  2. 職場環境の研究
  3. 施設、機械、工具、設備の安全性のチェック
  4. 労働災害の分析
  5. 危険予防プログラムの考え方
  6. 保護具の選択

  • 医療上の支援

医師や医療検査技師などによる専門的勧告を行います。

  1. 職業病検診および病因の診断
  2. 職業適性
  3. 再就職と社会復帰
  4. 職業病予防プログラムの作成

  • 労働災害と職業病の疫学的監視

労働災害と職業病に対する観察を通して、ISSTは次の事項を実施します。

  1. 国民的レベルでの職場における病理的影響の評価および予測
  2. 事故研究データの分析
  3. 職場における危険予防および抑制をすすめるための、チュニジア公害地図の作成