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2001/02年度のイギリスにおける死亡災害の統計

資料出所:HSE(安全衛生庁)発行「Statistics of fatal injuries 2001/02」
http://www.hse.gov.uk/statistics/causinj/wkrftl.pdf
(仮訳 国際安全衛生センター)


6. 建設業における就業者の死亡災害
第14図: 建設業における就業者(被雇用者と自営業者)の
死亡者数と死亡年十万人率の推移


  被雇用者
自営業者
-- 就業者10万人に対する率
  • 就業者の墜落・転落による死亡災害数は2000/01年度の105件から 2001/02年度は79件と低下し、25%の減少である。建設業は、就業者の全死亡災害の32%を占めている。
  • 被雇用者と自営業者の死亡災害数は、2001/02年度は前年に比して共に低下しており、それぞれ73件から59件へ、32件から20件へとなっている。
  • 就業者の死亡災害の率は2000/01年度の5.9に対しと同じであり、2001/02年度には4.2で28%の低下。
  • (省略)


第15図: 建設業における被雇用者と自営業者の死亡年十万人率の推移



-- 被雇用者
-- 自営業者
  • 2001/02年度の死亡災害の率は被雇用者で23%、自営業者で40%減少している。
  • 死亡災害の率は一般的に被雇用者の方が自営業者より高い。然し最近2つのグループの率は1950年代よりも接近して来ている。これは、主として被雇用者の死亡災害の率の低下の影響である。


第16図: 建設業における災害の種類毎の死亡就業者数の推移


-- 墜落・転落
-- 飛来、落下した物体に打たれた
-- 動いている車両に激突され
-- 帯電体又は放電との接触
  • 2001/02年度で墜落・転落は、就労者の死亡災害の47%を占め、数は37件である。この数は5年前の1996/97年度に50件あったものより低くなっている。墜落・転落は主として屋根、屋根の端、足場及び高い作業構台からである。
  • −−(略)−−。飛来、落下した物体に打たれることによる死亡災害の多くは、建物から物が落ちて来たり、つりあげている時、物がゆれ動いたり落下したりしたものである。
  • −−(略)−−。動いている車両に激突されることによる死亡災害で、車両の一般的なものは、掘削機、貨物車、および個人用乗物である。