このページは国際安全衛生センターの2008/03/31以前のページです。
|
 |
 |
|
アスベスト実施基準改正へ
資料出所:安全評議会(BSC)ホームページ
http://www.britsafe.org/SafetyManagement/News/asbestoscode.htm
(訳 国際安全衛生センター)
|
イギリスの安全衛生委員会(HSC)はアスベストの取り扱いに関する2本の公認実施準則(ACoPs
: Approved Code of Practice)を変更する諮問文書(CD : Consultative Document)を公表した。
ACoPs - アスベスト作業の管理(L27)のアスベストを用いた絶縁、アスベストコーティング及びアスベスト断熱板の作業(L28)について、労働者がアスベストを含んでいる材料に係る作業を行う際に、提案されている職場のアスベスト管理規則1987(CAW
: The Control of Asbestos at Work Regulations)の改正に遵守できるように現在修正中である。
規則は英国法に、アスベストのような危険な化学品を扱う労働者の安全についての最低の要求事項を定めた欧州連合(EU)の化学品指令を取り入れるため、修正されつつある。
特に、CAWに対する修正案には以下の事項が含まれる。
- アスベストに暴露する可能性がある事業場でのリスクアセスメントに関する詳細な記録を保有すること;
- アスベストを使用する作業を新たに開始する場合には、開始の前のリスクアセスメントを実行し、モニタリングの結果、必要がある場合には、アセスメントの修正を行うこと;
- アスベストを含んでいる材料に関する作業では書面による計画を作成すること;
- アスベストにさらされる労働者の数を最小限にすること;
- 事業場で保有するアスベスト廃棄物を最小限にすること;
- アスベストにさらされる労働者に対して、安全を確保するための対策について、詳細な教育訓練を規定すること。
結果として、HSCはCAWに付随した二つのACoPsを修正する:
- アスベスト断熱板(AIB : asbestos insulating board)によって引き起こされるより大きな危険に対応するため、アスベストセメントとアスベスト断熱板(AIB)を区別する重要性を明確にすること;
- 例えば、健康診断記録や健康調査などのCAWの新しい要求事項のガイダンスを作成すること;
- ガイダンスの内容を反映するために、ライセンスを必要としないアスベスト取り扱い作業についてL27のタイトルを変更すること。
安全衛生委員会のスポークスマンはCAWとACoPsに対する修正案に対するセーフティマネージメントが2002年夏に効力を発すると語った。
これらの修正案は安全衛生委員会のウエッブサイトから入手できる。
|
|