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コントロールバンディングとは、HSEがCOSHH essentialsという名称で、で1999年に登場させたものである。 化学物質を取り扱う作業ごとに、物質の有害性、揮発性/飛散性、取扱量の3つの要素によって、リスクの程度を4段階にランク区分し、管理のための一般的実施事項を各々の区分ごとに示す他、一般的に行われる作業については、より具体的な事項を個別の管理手段シートとして示している。 HSEが運営するCOSHH essentialsには、取扱作業についての情報をインプットすると、ランク区分、一般的実施事項、個別作業の管理手段シートを入手することができる。従来から蓄積されてきた膨大なばく露測定値のデータベースに基づいて構築されたものである。専門家に頼ることが難しい中小企業などにおいても利用できることが、各国で高く評価され、最近刊行されたEU理事会指令98/24EC「職場における化学物質ばく露リスクに対する労働者保護」についての実務ガイドラインにおいては、重要な地位を占めており、ILOも推奨している。 特にCOSHH essentialsにおいては、個別作業の管理手段シートが多数掲載されている。 国内でも「化学物質等による危険性又は有害性等の調査等に関する指針」(平成18年3月30日)で、このような考え方が取り上げられている。 |