アスベスト作業者健康調査が1971年から開始されたが、業務歴などの1988-2004年の間における推移をとりまとめた報告書HSL/2007/05が公表された。
- この期間中に行われた健康診断の総件数は83,282件で、各年ごとの受診者数は1988年の8,057人が2004年には4,814人に減少した。
- 作業者の職種別比率は、製造作業が1972年87%、1988年20%、2004年1%と減少したのに対し、除去作業はそれぞれ0.5%、71%、85%と増加した。除去作業方法は、1988年に乾式が62%を占めていたが、2004年には湿式が90%となった。
その他に喫煙状況、作業時間数、使用マスクの形式なども含む諸般の統計数値が掲載されている。