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中小企業に安全衛生管理の普及を


資料出所: 「Safety Science」2000年11月号 p.95
(訳 国際安全衛生センター)


 英国は次第に中小企業の国になりつつあり、現在では英国の労働人口の44%が中小企業に雇用されている。統計資料によると、一部の重要な種類の事故では中小企業での発生率が大企業より高くなっている。安全衛生コンサルタントは中小企業経営者の安全衛生管理技術の向上を助ける重要な役割を担っている。

 しかし、実際の事例を見ると、多くの中小企業はコンサルタントを雇用する機会を活かしていない。従って中小企業における事故対策は今後の重要な課題である。安全衛生管理のコンセプトをマーケティング理論に基づいて普及を図り、安全衛生コンサルタントの技術を中小企業に活かすことを考える必要がある。

 そのためには中小企業とその経営者の特徴を考慮しなければならない。研修機関、その他の普及機関、コンサルタントなどは、中小企業でより多くのコンサルタントを雇用し、それらが提供するサービスを向上させることを考えるべきである。

(R・タイト、D・ウォーカー、ラフボロウ大学危険危機管理センター) 


本文は省略しabstractのみ紹介していますが、