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2000年のアメリカ合衆国における労働災害による死亡者の調査のあらまし
資料出所:アメリカ合衆国 労働省統計局 ホームページ
ftp://ftp.bls.gov/pub/news.release/History/cfoi.08172001.news
(訳 国際安全衛生センター)
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この調査は、1992年から各州および特別区の協力を得てアメリカ合衆国労働省統計局が実施しているものである。
調査のあらましに述べられている事項を要約するとつぎのようである。
2000年の死亡災害は5,915件、 1999年にくらべておよ 2パーセントの減少であった。
雇用は増加したと思われるが災害は減少した。 1992年に調査が開始されて以降、ハイウェイでの死亡災害は初めて減少した。
感電、火災及び爆発による死亡災害と物や機械、器材等との接触による災害も減少した。墜落・転落、転倒と殺人行為はどちらも増加した。
事故の型別の分析
- ハイウェイ災害は 1999年からおよそ9パーセント減少したが、2000年の死亡災害全体のほぼ4分の1を占め、引き続き災害原因の第一位であった。
- その他の交通関係災害、すなわち、車や運搬機械による死亡災害はわずかに減少した。反対にハイウエイ災害以外の災害(トラクターが転覆したり、運搬機械から労働者が転落したり、運搬機械に激突したりしたもの)は2000年には1999年の352件から399件と増加した。
航空機災害や鉄道災害も同様に 2000年に増加したが、水上の災害は減少した。
- 作業中の墜落・転落、転倒による災害は734件でわずかに増加した。734件の内、墜落・転落は659件である。場所別には、はしごからと停止している自動車からの両者が増加し、足場から、鉄骨建物の梁からと屋根からの墜落・転落は減少した。転倒は70件から56件と減少した。
- 業務上の殺人行為はこの6年でもっとも増加した(1999年の651件から2000年には677件)。
しかし、 2000年の殺人行為の総数は 1994年に報告された最多の1,080件より37
パーセント低くなっている。 動機を確かめることができた殺人行為では、強奪が動機だったものが1999
年の255件から291件に増加した。
- 感電災害はこの調査が行われて以来最低であった。 火災や爆発による災害は最高を記録した1999年の数から最低であった1992年の数以下に減少した。
同様に、物体や機器との接触による災害も過去最低を記録したが、いまだ死亡災害6分の1を超えている。
業種別の分析
(省略)
職業別の分析
(省略)
人口統計的な分析
(省略)
州及び地域別の分析
(省略)
本調査のバックグラウンド
この災害調査は労働統計局(BLS)の労働災害調査プログラムの一部で、労働災害による死亡者のもっとも正確な数を示すものである。
このプログラムは州と連邦のデータソースを確認して行われる。 それぞれの死亡災害の状況(職業その他の労働者の属性、使用されていた機器、事件の環境)は、死亡診断書、労災保険の記録及び連邦と州への報告書のようなソースドキュメントを相互に参照することによって得られている。
この方法は現在可能な方法としては最も正確なものである。
この調査は全ての50州とコロンビア特別区で行われた6回目のものである。 BLSの調査は連邦と州の協同調査で行われた。
州に特有なデータは各州の機関から入手可能である。
もう1つのBLSの調査、「業務上の傷害と疾病の調査」では死亡災害以外の傷害疾病による損失労働時間、発生数、発生率を業種別に示している。
これらのデータはBLSのインターネットサイト: http://www.bls.gov/oshhome.htmにアクセスすることによって得ることができる。
(以下省略)
以上の詳細は
ftp://ftp.bls.gov/pub/news.release/History/cfoi.08172001.news
を参照されたい。 |
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