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国際安全衛生センタートップ国別情報(目次) > アメリカ 10州が注射針法を採択、SEIUは他州もこれに続くとの見通しを示す
10州が注射針法(Needle Laws)を採択
SEIUは他州もこれに続くとの見通しを示す


資料出所:BNA発行「Occupational Safety and Health Reporter」30-18
(訳 国際安全衛生センター)



医療従事者(health care workers)の注射針による負傷を防ぐ注射針法が、新たにジョージア州、メイン州、アイオワ州で通過し、同法を採択した州は合計10州となった。SEIU(Service Employees International Union, 国際サービス労連)が5月2日、BNAに明らかにした。

ビル・ボアウェーゲンSEIU安全衛生局長によれば、州知事の署名待ちとなっていて法制化が近い州もあり、ニューハンプシャー、メリーランド、アーカンソーの各州では同法案が審議中だという。

ボアウェーゲン局長は、連邦レベルでOSHAが定めた指針とくらべ、州法の多くはさらに一歩踏み込んだものになっているという。OSHA指針は、一定の手順(医療従事者を注射針から保護するために安全な注射針の使用を義務づけるなど)を医療機関が取ることを強く推奨しているにすぎない。

同局長によれば、州レベルでの取り組みが前進するなか、安全な注射針の使用を義務づける連邦法案(H.R.1899)の共同提案者は185人に増えているという。

http://www.bna.com