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速報建設工事中の構造物崩壊による災害

資料出所:Safety+Health
May 2006 p.32-34(参照)
(速報作成 国際安全衛生センター)

掲載日:2006.08.31

さまざまな種類の危険が、建設業においては存在するが、不安定な構造物の崩壊が生じたとき多数の労働者に被害が及ぶので、崩落の防止は極めて重要である。今年の一月、ケニヤにおいては、280名の建設労働者が鋼製パイルと瓦礫の下敷きとなり、17名が死亡し、100名以上が負傷した。

従来の建築物は、構造設計が手計算で行われたのでゆとりがあって、必要以上の強度があったが、最近は、コンピューターで行われるために余裕がなくなり、工事途中の一時的な荷重増大に耐えられないことも、崩壊による災害原因の一つである。

崩壊の原因で最も多いのは、荷重の過剰であるとされている。工事の進む過程における持ち込んだ材料の重量見積り誤ることが多いという。コンクリートの養生期間の不足など、工事中の強度不足が見落とされることもある。工事手順については、十分な検討が必要で、天候等の条件の変化により、変更するときには、慎重に検討しなければならない。米国労働安全衛生庁(OSHA)は、このような災害を防止するための種々の情報をウエブサイトで提供している。

関連情報
OSHAウェブサイト:
     新しいウィンドウに表示します鉄骨組み立て作業のための電子ツール
JICOSHウェブサイト:
     安全関係/崩壊・倒壊