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速報アメリカ国立労働安全衛生研究所NIOSHが死亡災害による損失金額ファクトシートを公表

アメリカ国立労働安全衛生研究所(NIOSH)
Publication No. 2006- 151-160
(速報作成 国際安全衛生センター)

掲載日:2007.03.30

労働安全衛生の経済の面においてNIOSHが行っている活動のひとつで、農林水産、鉱業、建設、製造、運送、サービス、金融などの10の産業について、各々の1992年から2002年の10年間における傷害による死亡件数、10万人率、損失の総額と一件当たり金額の平均値などが、性別、年齢階層別、職種別、災害の形態別などの項目に分けて、表の形式で示している。

損失の金額は、直接的な医療費などだけではなく、間接的な費用も含み、67歳まで生存したときに得られた収入を現在の価値に換算して算入している。

例えば製造業の件数は7,705件、損失総金額が63億ドル、一件当たりの平均は83万ドルである。35歳から44歳の平均の104万ドルに対して55歳から64歳では46万ドル、管理/専門職層の123万ドルに対しオペレーター層では77万ドルなどとなっている。

シート作成の対象となっている産業と1992年から2002年の間の死亡件数と損失総額
産業 死亡件数 損失総金額
単位:百万ドル
農林水産業 8,726 4,564
鉱業 1,721 1,788
建設業 12,075 10,421
製造業 7,705 6,361
輸送、通信、電気、ガス、衛生 10,628 9,783
卸売り 2,638 2,169
小売り 6,689 5,110
金融、保険、不動産 1,097 951
サービス業 8,964 8,034
行政機関 3,592 3,855

損失金額算出の理論的根拠、計算式、使用したデータの出所などが、各シートごとに示されている。

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