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速報ジアセチルに起因する健康障害防止対策をアメリカOSHAが推進

新しいウィンドウに表示しますOSHA
新しいウィンドウに表示しますQuick takes 2007年10月15日
(速報作成 国際安全衛生センター)

掲載日:2008.01.22

OSHAは、かねてから問題として指摘されてきた職場におけるジアセチルに対するばく露による健康障害に対する防止対策として、労働安全衛生法6条(b)に基づく、OSHAスタンダード(基準)制定のための準備を開始した。

関係者から意見を聴取する会合を開催すると共に、これに関する安全衛生公報(Safety and Health Information Bulletin)と有害性周知指針(HAZARD COMMUNICATION GUIDANCE)を公表した。

ジアセチルとは、英名は、Diacetyl (別名 butanedione または 2,3-butanedione, 分子式C4H6O2)であり、食品にバター風味を付ける香料に使用されてきたが、電子レンジ加熱によってポップコーンを製造する作業者において、閉塞性細気管支炎、気道閉塞などの呼吸器系障害の発生が認められたため、化学物質等安全データシート、ラベル表示、教育等による有害性の周知、工学的対策、作業方法の改善、呼吸用保護具の着用などによるばく露抑制対策の実施などが求められている。

なお、NIOSH Safety and Health Topic: においては、Flavorings-Related Lung Diseaseの項があり、詳細な情報が掲載されている。

 

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