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国際安全衛生センタートップ国別情報(目次) > ベトナム NILP NEWSLETTER 1999年9月号
NILP-JISHA合同セミナー
ベトナムの産業・近代化黎明期におけるOSHと日本における過去の実績

NILP Dang Dinh Tri理学士


太平洋労働安全衛生機構(APOSHO)加盟機関であるNILPは、これまで、労働安全衛生分野における情報交換と相互協力を目的として、他のAPOSHO加盟組織との関係を深めることに努力を注いできた。中でも特に日本中央労働災害防止協会(JISHA)とは密接な相互協力関係にある。1996年以来、NILPとJISHAは代表団を相手国に派遣し合い、お互いに関心のある数々のOSH関連テーマについての合同セミナーを開催している。

合意に基づいて、「ベトナムの産業・近代化黎明期におけるOSHと日本における過去の実績」と題して1999年1月20〜21日にハノイで開催されたNILP-JISHA合同セミナーには、能登清和労働省安全衛生部中央産業安全専門官、渡辺元治JISHA調査研究部次長、山本宗平JISHA労働衛生サービスセンター技術顧問、手島義成JISHA総務部次長らのJISHA代表団が参加した。

またベトナムからは省庁や全国の産業界、大学、企業から派遣された24名が参加した。セミナー参加者は産業化・近代化時代を迎えたベトナムにおける現在のOSHに関する課題について、NILP職員から非常に興味深く有用な情報を得るとともに、60年代の日本におけるOSH管理とJISHAの専門家たちが実施した事故・職業性疾病防止対策の成果について意見を交換した。

こうして今回のNILP-JISHA合同セミナーは大きな成功を収めた。



NILP - JISHA合同セミナーの参加者