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ICOH

ICOH
International Commission on Occupational Health
国際労働衛生委員会

ICOHとは

国際労働衛生委員会(ICOH)は、労働衛生や関連テーマに関する学術的進歩、知識、発展を国際的に促進する専門の独立した学際的研究機関である。

ICOHは1906年にミラノで、労働衛生常設委員会として創設された。今日、ICOHは労働衛生分野において世界で第一級の国際的研究機関である。ICOHは国際連合から非政府組織として承認を受け、その活動上、世界保健機関(WHO)、国際労働機関(ILO)、UNEP、CEC、ISSAと緊密な関係を保っている。

会員

ICOHの個人会員の職業は多岐にわたり、医師、労働衛生士、労働衛生看護師、安全技師、心理学者、化学者、物理学者、人間工学研究者、疫学者、統計学者、社会科学者、物理療法士などがいる。これらの専門家は大学、労働衛生研究機関、政府、産業界などで活動している。1995年末現在、国別で最も会員の多いのは米国、フランス、スウェーデン、日本、フィンランドである。

活動

ICOHで最も顕著な活動は3年に一度開催される国際労働衛生会議で、これには通常、数千人の参加者が出席する。これらの会議では、労働安全衛生分野における最近の進展について発表と討議が行なわれ、学術研究者や実務的専門家が意見や情報を交換するための極めて有益な場となっている。1996年には、第25回国際労働衛生会議がスウェーデンのストックホルムで開催され、4,000人を超える参加者に加えて、1,500件の口頭発表とポスター発表があった。第26回会議は新たなミレニアムに合わせて、2000年にシンガポールで開催される。同会議は2003年にはブラジルのサンパウロで、また2006年には100周年記念会議がイタリアのミラノで開催される予定である。