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ILOの誕生第1次世界大戦は社会経済の世界地図を塗り替えた。ILOは平和への過程で、1919年のベルサイユ条約によって国際連盟と共に誕生した。これは、産業革命と同時に進む社会改革に対する懸念、そして現実的な改革は国際的な場で進められるべきだという確信の体現である。誕生から25年後、第2次世界大戦後の再建期にフィラデルフィア宣言(下記)が採択されたが、これはILOの基本目標と基本原則を拡大し、力強く再確認するものであった。 宣言は戦後における独立国家数の増大を予見し、1919年から開始されていた基準設定活動と並ぶ、大規模な対途上国技術協力活動の開始を明言した。 1946年、ILOは国際連合に協力する最初の専門機関となり、創立50周年にあたる1969年にはノーベル平和賞を受賞した。 フィラデルフィア宣言1944年、フィラデルフィア(アメリカ)で開かれた国際労働総会でILOの目的を再確認するフィラデルフィア宣言が採択された。宣言は、次のような諸原則を具体的に表現する。 労働は商品ではない。 表現及び結社の自由は、不断の進歩のために欠くことができない。 一部の貧困は、全体の繁栄にとって危険である。 全ての人間は、人種、信条又は性にかかわりなく、自由及び尊厳並びに経済保障及び機会均等の条約において、物質的福祉及び 精神的発展を追求する権利をもつ。 |