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ILO

安全衛生に関係するILO条約およびその概要

ベンゼン(1971年 第136号条約)

正式名は「ベンゼンから生ずる中毒の危害に対する保護に関する条約」という。

この条約は、労働者がベンゼンやベンゼン含有製品にさらされるすべての業務に適用される。ベンゼンおよびその含有製品の使用を 禁止する場合の決定は、国内法令に委ねられる。

ベンゼンにさらされる労働者の保護を確保するためには、衛生的および技術的措置 がとられるものとされ、その中には、ベンゼン蒸気が就業場所の空気中にもれるのを防止する措置が含まれる。

使用者は、就業場所の空気中のベンゼン濃度が、権限のある機関の定める最大許容濃度(25PPM)をこえないよう確保しなければ ならない。

ベンゼンを取扱う作業工程は、できるだけ密閉方式で行われるべきであり、それができない場合は、ベンゼン蒸気を除去 する有効な手段をとらなければならない。

同時採択の補足的勧告(第144号)がある。

批准=34