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職業別ハザードデータシート

資料出所:ILOホームページ
(仮訳:国際安全衛生センター)
データシート一覧
英語52件


国際職業別ハザードデータシートとは
(International Hazard Datasheet on Occupation)

(編注)
国際職業別ハザードデータシートは、ILOセーフワークのホームページ

の各種情報(Resources)の中で、CIS(International Occupational Safety and Health Information Centre)が提供しているデータベース(Database)のひとつとして掲載されているものである。現在のところでは、上記リストの52の職業について作成されており、今後充実することが予定されている。

職業別に存在するハザードとそれを防止するための対策が表型式に整理されているので、作業ごとにリスクアセスメントを行うのに際して参考になると考えられる。

日本語訳については、毎週一件ずつ順次掲載していく予定である。

なお、このハザードデータシート集以外のオンラインで利用可能な主なものとしては、下記がある。

  • CISDOC/CISILO 文献データベース
  • 労働安全衛生エンサイクロペディア
  • CIS 用語シソーラス
  • 国際化学物質安全カード(ICSCs)

この他の職業別あるいは、作業別にハザードを整理した資料としては、下記がある。

(ダウンロードしたソフトを用い、対話によってハザードがリストアップされる。)


 国際職業別ハザードデータシートは、個別の職業に関連したハザード、リスクおよびその防止に関する事項を記載した多目的情報源である。産業医・看護師、安全技師、ハイジニスト、教育・情報専門家、監督官、事業者代表、労働者代表、安全管理者およびその他の労働安全衛生関係者を対象として作成されている。

 このデータシートは、該当する職業に従事する労働者が、通常の業務でばく露するおそれのある、さまざまなハザードを共通した書式に従ってリストアップしており、業務上の傷害と疾病を防止するための情報を提供するもので勧告を行うものではない。

 個々のデータシートは、マテリアルセーフテイデータシート(MSDS)とも称される化学物質安全データシートと類似しているが、化学物質安全データシートは、個別の化学物質について作業場所に存在するハザードおよびその防止のための情報を提供する標準化された文書であるのに対し、職業別ハザードデータシートは、その職業において通常の職務を遂行しているとき、労働者がさらされるであろう範囲のハザードを対象としている。

 記載の内容は、カリキュラム、ガイドライン、チェックリスト、実施基準、警告表示のような情報および指示を作成するための基礎資料となり、リスクに対するばく露を避けるか、低減するための適切な手段の策定と実施に役立てようとするものである。

 国際職業別ハザードデータシート・プロジェクトは、イスラエル労働安全衛生協会(IIOSH)によって開始され、ILOによって推進されており、世界中にわたって欧州連合と各国の ILO/CIS安全衛生情報センターが提携して開発している。

 傷害と疾病を生ずる原因についての知識を提供することにより、防止のための適切な手段の策定と実施に役立つことを期待するものである。

このデータシートは4ページから成る次の構成となっている。
  • 1ページ:この職業に関連する最も重要なハザードについての情報
  • 2ページ:この職業に関連するさまざまなハザードについて、やや詳細な体系的解説および防止対策番号(防止対策の内容は、3ページに掲載)
  • 3ページ:個別ハザードに対する防止対策とその番号の提示
  • 4ページ:該当する職業について、労働安全衛生専門家向けの簡単な説明、職務内容、メモ、参考文献などの基本的な情報(このページについては、翻訳を省略)