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ILO 労働者追悼日イベント

資料出所:ILO東京支局


 

4月28日は仕事に関連して命を失ったり、負傷した労働者を追悼する日とされています。ILO4月24日付新聞発表によれば、ILOも4月29日にジュネーブの本部で特別式典を開催します。今年の式典は、消防士、救急車運転手、医者、看護師、警察官といった救急業務に従事する労働者の直面する危険に焦点を当てます。ニューヨーク市消防局の代表が9月11日の同時多発テロ事件の際に行った救出活動について報告するほか、スイス、フランス、イタリア、イギリス各国の消防士、国際看護師協会(ICN)、国際公務員労連(PSI)の代表が出席する予定です。アナン国連事務総長からもビデオ・メッセージが寄せられることになっています。
業務に関連した負傷や職業性疾病が原因で命を落とす人々の数は毎年、世界全体で200万人近くに達するとILOは推計します。これは、1日に直すと約5千人、1分で3人になり、年間戦死者総数の2倍以上になります。結果としての国内総生産(GDP)の損失額は途上国に対する政府開発援助(ODA)総額の20倍に相当します。三大危険産業は農業、建設業、鉱業です。
ILOは安全な作業慣行が採用されれば労災死亡者数は少なくとも半減できるとし、労働災害はすべて回避・予防可能とします。
4月28日の労働者追悼日に関する詳しい情報は、ILOのホームページ( http://www.ilo.org/public/english/dialogue/actrav/new/april28/index.htm )でご覧になれます。