このページは国際安全衛生センターの2008/03/31以前のページです。

「仕事における安全と健康のための世界の日(労働安全衛生世界デー)」について

資料出所:ILO駐日事務所フォーラム案内


WorldDayforSafetyandHealthatWork.
  本日4月28日は「仕事における安全と健康のための世界の日(労働安全衛生世界デー)」である。世界では、業務上の事故や疾病で毎年約220万人(平均6千名/日)が亡くなり、2億7千万人余りが負傷し、1億6千人余りが長期・短期の疾病療養を余儀なくされているという。そこでもともと世界労働組合運動で事故や疾病で亡くなった労働者を弔う日が4/28であったが、ILO(国際労働機関)でも、2003年より4月28日を「仕事における安全と健康のための世界の日(労働安全衛生世界デー)」と定めて、職場における安全・健康文化の促進に人々の関心を喚起させる日と定めた。
  ILOは2003年の総会で今後の柱となる「労働安全衛生世界戦略」を採択し、今年の総会では労働安全衛生の促進的な枠組みに関する条約の採択が予定されているという。
 今年の労働安全衛生世界デーのテーマは、「ディーセント・ワークは安全な仕事-HIV/エイズ」である。グローバル化が進む中、多くの日本企業が海外に進出している。進出先国では、法令遵守や現地慣行への配慮に加え、派遣従業員の健康管理や現地の風土病、HIV/エイズなどの感染症対策など、国内とは異なる特別の安全配慮が求められている。(「ILO駐日事務所フォーラム案内」参照)
 また今年は旧ソ連ウクライナ共和国におけるチェルノブイリ原子力発電所の爆発事故から20周年にあたる年である。災害が忘れたころにやってこないよう、HIVのような新たな問題を理解しつつ、過去の教訓を今一度思い起こす必要があるかもしれない。
 ILO駐日事務所では、本日「ディーセント・ワークは安全な仕事:グローバル化と労働安全衛生の課題」と題してフォーラムを開催する。

 

国際労働機関(ILO)について

国際労働機関セーフワーク(ILO、SafeWork)ホームページ案内

国際労働機関(ILO)発表資料について

国際労働機関(ILO)ホームページ

ILO駐日事務所ホームページ

労働安全衛生世界デー関連レポート(英語)