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欧州安全衛生機構発行「Magazine」4号

EU 労働災害統計 1998年−1999年

(訳 国際安全衛生センター)

この記事のオリジナルは下記のサイトでご覧いただけます。
http://osha.europa.eu/publications/magazine/#4



休業4日以上の労働災害

NACE rev11) (経済活動)
区分(部門)
被雇用者
1998
(x1,000)
(労働災害の)数 発生率(被雇用者100,000人当り)
1998 1999* 1994 1995 1996 1997 1998 1999* 増減 %
94-98 96-98 98-99*
活動全部門の計 136,150 4,678,586 4,850,120*








主な9活動部門の計 96,543 3,947,552 4,130,567* 4,539 4,266 4,229 4,106 4,089 4,206* -9.9% -3.3% 2.9%*
(そのうちの明細) 男性


5,960 5,534 5,458 5,291 5,268
-11.6% -3.5% -
女性


1,936 1,864 1,924 1,865 1,890 -
-
-2.4% -1.8% -
18-24歳




5,751 5,613 5,725 -
-

-0.5% -
25-34歳




4,390 4,210 4,179 -
-

-4.8% -
35-44歳



-
-
-
-
3,766 3,696 3,678 -
-

-2.3% -
45-54歳


-
-
-
-
3,558 3,548 3,543 -
-

-0.4% -
55-64歳


-
-
-
-
4,063 3,671 3,602 -
-

-11.4% -
A 農業、林業、狩猟業 5,092 345,766 373,340* 6,496 6,123 6,771 6,647 6,790 7,510* 4.5% 0.3% 10.6%*
D 製造業 30,156 1,354,762 1,369,376* 5,071 4,962 4,660 4,607 4,492 4,546* -11.4% -3.6% 1.2%*
F 建設業 10,375 830,873 883,045* 9,014 9,080 8,023 7,963 8,008 8,261* -11.2% -0.2% 3.2%*
I 運輸・通信業、倉庫業 7,509 440,143 461,309* 6,139 5,790 6,018 5,937 5,862 5,999* -4.5% -2.6% 2.3%
N 保健衛生、社会福祉(1999年
Community Labour Force Survey
におけるad hoc moduleより推定







5,100



* : 各国間でデーターが統一されていないので、1998年ESAWのデーターと1998年から1999年迄の各国の経済変化より推定した仮の値である



死亡労働災害

NACE rev11) (経済活動)
区分(部門)
被雇用者
1998
(x1,000)
(労働災害の)数 発生率(被雇用者100,000人当り)
1998 1999 1994 1995 1996 1997 1998 1999 増減 %
94-98 96-98
活動全部門の計 136,150 5,476








主な9活動部門の計 96,543 4,854
6.09 5.9 5.18 5.22 5.03 -
-
-17.5% -3.0%
(そのうちの明細) 男性




7.70 7.70 7.40 -
-
- -3.8%
女性




0.76 0.82 0.84 -
-
- 11.6%
18-24歳




3.88 3.71 3.60 -
-

-7.3%
25-34歳




4.10 3.94 3.85 -
-

-6.2%
35-44歳



-
-
-
-
4.58 4.87 4.60 -
-

0.5%
45-54歳


-
-
-
-
6.28 6.00 6.12 -
-

-2.5%
55-64歳


-
-
-
-
8.31 8.94 8.06 -
-

-3.0%
A 農業、林業、狩猟業 5,092 631 -
-
14.0 13.8 12.9 12.6 12.4 -
-
-11.4% -3.9%
D 製造業 30,156 1,101 -
-
4.6 4.2 3.9 4.0 3.7 -
-
-19.6% -5.1%
F 建設業 10,375 1,330 -
-
14.7 14.8 13.3 13.1 12.8 -
-
-12.9% -3.8%
I 運輸・通信業、倉庫業 7,509 883 -
-
13.7 13.7 12.0 12.1 11.8 -
-
-13.9% -1.7%


データソース及び方法論についての注釈

労働災害についてのヨーロッパ統計「European Statistics on Accidents at Work (ESAW) - Eurostat」

ESAWに従い、3暦日を超えて(4日以上)の休業をひきおこした災害のすべてがこのデータに記入されている。
労働災害(An accident at work)とは、「労働の過程(in the course of work)において、個々に発生した肉体的又は精神的危害をひきおこすもの」と定義される。
労働災害には、急性中毒や他人による意図的な行為を含むが、自傷行為(故意に自分の体を傷つける行為)や通勤途上災害 (commuting accidents)は除く。

「労働の過程(in the course of work)」とは、業務活動に従事している間に、又は仕事に費やす時間の間という意味である。これには労働の過程における交通事故のケースも含まれる。
死亡災害は、被災者が災害の(その翌日から)1年以内に死亡をもたらした災害として定義される。

メンバー国の報告方法(保険をベースにしたシステム又は非保険をベースにしたシステム)によって労働災害の報告レベルは異なる。一般的には、保険をベースにしたシステムでは、報告レベルは非常に高く、ほぼ100%と考えられる。非保険をベースにしたシステムでは、単に中程度の報告レベルで、経済活動のすべての区分をひとまとめに考えてみると、平均で通常30〜50%の範囲である。報告によって集められた所の保険をベースにしたデーター又は非保険をベースにしたデーターの2つのデーターソースは、厳密には比較出来ない。


Ad hoc module on health and safety at work in the 1999
Community Labour Force Survey - Eurostat

追記

EurostatはEUの統計庁であり、EUとヨーロッパ地域の調整し統一した統計を出版している。
Eurostatのwebsite : http://www.europa.eu.int/comm/eurostatで更に情報を得ることができる。

Agency factsheet "Work-related accidents in the EU - the statistical picture (1998-1999)"は
:http://osha.europa.eu/publications/factsheets/にてEUのすべての言語で利用出来る。


1) : 訳注 ------
NACE rev1は、EU統計局によって1996年より行われている、EUにおける経済活動の統計的分類法で、従来の(ISIC)Rev.2に取って代るものである。