このページは国際安全衛生センターの2008/03/31以前のページです。
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ストレスはありふれた病気か
Stress −a common disease?
欧州安全衛生機構発行「Magazine」5号
(仮訳:国際安全衛生センター)
この記事のオリジナルは下記のサイトでご覧いただけます。
http://osha.europa.eu/publications/magazine/5/en/index_7.htm
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Claus Hjort Frederiksen |
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(デンマーク雇用担当大臣) |
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ストレスはありふれた病気か |
ストレス問題を欧州アジェンダに加える
職業性ストレスは、労働人口において腰痛と同じくらいありふれた病気になりつつある。毎年4,100万人以上のヨーロッパ人が職業性ストレスに苦しみ、何百万日も休業によって所得を減らしているとEUは推定する。
職業性ストレスの深刻な問題は、一般的に、効率的でストレスのないやり方で労働を組織化する方法を、企業側が理解していないことから生じる。なぜなら、ストレスと効率性は相いれない内容だからである。長期間ストレスにさらされると、従業員の洞察力や問題解決能力は低下する。これにより、発病したり休業する危険性が増す。
社会アジェンダの採択により、ニースで開催された欧州理事会の席上、職業性ストレスは、基準を設定したり、経験や優良事例を分かち合うことによって防止していかなければならない新しい労働環境問題の一つと特定された。
職場のストレスは、「仕事の安全と健康を増進させる」という欧州戦略の中心的課題となるものと考えられる。EUが、2002年欧州労働安全衛生週間のテーマに職業性ストレスを選択したのは、そのためである。
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