このページは国際安全衛生センターの2008/03/31以前のページです。
NSC発行「Safety + Health」2006年2月号

産業特集

 建設業

ACCSH、溝掘り傷害・死亡事故防止に向け、アウトリーチを強化

 ワシントン - 労働安全衛生庁(OSHA)の建設業安全衛生諮問委員会(Advisory Committee on Construction Safety and Health: ACCSH)は、2005年12月8日のワシントン市での討議内容によると、溝掘り傷害・死亡事故の防止に向け、アウトリーチ活動を強化する。

 諮問委員会の溝掘り作業グループは、事業者向けに安全情報を掲載したOSHA早見カード(QuickCard)を作成すると発表、また、溝掘り作業関連法規の遵守に向け、1ページの優良慣行ガイドの作成を進めているとも述べた。溝掘り作業グループのメンバーのひとり、北米労働者安全衛生基金(Laborer’s Safety and Health Fund of North America)のスコット・シュナイダ-安全衛生部長(Scott Schneider, director of safety and health)によると、目標は、1999~2004年間に大都市圏アトランタ地区で発生し、OSHAが調査した21件の死亡事故の再発を防止することである。

    溝掘り作業グループは、監督官が臨検する際に使うよう、絵グラフの溝掘り安全チェックリストを開発する。諮問委員会によると、このチェックリストで、特定の安全要目はあるかどうか、またそれらは義務づけられたものかどうかを診断する。