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NSC発行「Safety + Health」2006年3月号
掲載日:2006.09.20
産業特集

建設業

OSHA、鉄骨組み立て基準の条項を廃止

 ワシントン― 労働安全衛生庁(OSHA)は1月、鉄骨組み立て基準にある、塗披した構造用鋼部材の歩行面のすべり抵抗に関する条項を廃止すると発表した。通達は、1月18日付官報(Federal Register)に掲載された。条項では、塗披した構造用鋼は、規定水準のすべり抵抗を有さねばならない。事業者が本条項を遵守するのに必要な技術開発は、7月18日の発効日までに間に合わなかったと、OSHAは説明した。

本条項が遵守できるかどうかは、(1)すべり試験器具に関する業界の徹底した議定書、(2)適切なすべり抵抗被覆剤の確保、これら双方の技術開発に左右される。OSHAによると、基準の発効日までには、必要な検証プロセスが完了しないため、試験手法は完成しそうにないと指摘するコメントがいくつか、規則作成にあたり寄せられた。

当局は、2004年、すべり抵抗条項に対する異議申し立てを解決する和解策の一環として、規則作成記録を限定的に再開した。

事実チェック:年齢別にみた政府職員の死亡災害(2003年)

16〜19 歳
9人
20〜24 歳
46人
25〜34 歳
109人
35〜44 歳
126人
45〜54 歳
141人
55〜64 歳
76人
65歳 以上
25人

出所:全米安全評議会(NSC)、Injustry Facts、2005〜2006年