このページは国際安全衛生センターの2008/03/31以前のページです。
|
 |
 |
|
NSC発行「Safety + Health」2006年4月号
掲載日:2006.09.26
OSHA、六価クロム最終基準を発行
ワシントン― 労働安全衛生庁(Occupational Safety and Health Administration: OSHA)は、2月28日付官報(Federal Register)で、六価クロムへの職業性ばく露に関する最終基準を発表した。基準は、一般産業、建設業、造船所における六価クロムへの職業性ばく露を扱ったものである。
この新基準は、六価クロムおよびすべての六価クロム化合物に対する当局の許容ばく露限界を、1日8時間の時間加重平均で気中濃度52μg/m3から5μg/m3へと減らす。同基準はまた、ばく露制御、呼吸用保護具、防護服・装置、衛生管理区域や衛生慣行、健康診断、ハザード・コミュニケーション、記録保持について、望ましい手法に言及した条項も載せている。
「OSHAは、六価クロムにばく露する従業員の重大な健康リスクを大幅に減らそうと、最終基準の作成に尽力した」と、OSHAのジョナサン・L・スネア長官代行(Jonathan L. Snare, acting administrator)は述べた。「当局の新基準は、労働者を可能な限り保護しようとするものであるが、一方で、事業者については、とくに小規模事業者については、新基準への移行に十分な時間的余裕を与えている」。 |
|