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増大するダイオキシンのリスク
Increased Dioxin Risks

資料出所:「Safety+Health」2000年9月号 p.26
(仮訳 国際安全衛生センター)


環境保護庁(EPA)によると、ダイオキシンとその化合物による人間の健康へのリスクは、これまで考えられていたより大きい可能性があることがわかった。「ダイオキシン」とは、燃焼や工業および製造業の工程、残存するPCBの使用などによって生成される、30種類の化学的関連性を持つ化合物である。環境にきわめて長期間残存し、動物や人間の生体組織に蓄積する。

再評価報告書の草案によると、ダイオキシンの水準は過去20年間に大幅に減少した。主たる要因は、自治体や医療機関での廃棄物焼却炉の削減である。またダイオキシンを検証した結果、動物と、可能性としては人間も含め、ガンおよび生殖機能への悪影響の原因になることが明らかになった。

この報告書は、環境保護庁が1991年から開始した評価の結論である。その概要と各種のダイオキシンの毒性を比較した結果は公表された。詳細については[www.epa.gov/ncea/dioxin.htm]で参照できる。