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NSC発行「Safety + Health」2000年10月号

OSHAの最新情報



OSHA、コロラド州製鋼業者に48万7千ドルの罰金

 OSHA(労働安全衛生庁)は、コロラド州プエブロにあるロッキーマウンテン・スチール工場を操業しているCF&IスチールL.P.社を、100件以上もの安全衛生違反で、48万7千ドルの罰金を要求した。

 プエブロ工場では、労働者1名が、長さ20フィートの鋼製ロッド140トンを軌条製作所に運搬しようとして死亡した事故を受け、今年2月24日より開始された調査に基き、この度の召喚の運びとなった。運搬車が、突き出ていたマンホールの蓋の縁に引っかかって荷が傾き、華氏800〜90度のロッド3本が運転台へ滑り落ちたのである。

 オレゴンスチールミル社の子会社であるCF&I社は、労働監督を受け、85件の重大な違反、22件の再三の違反で召喚された。OSHA担当のチャールズ ジェフレス労働長官補は、同社に対し、1997年、同様の違反で罰金110万ドルを科したと言及、同社は「労働監督の新顔ではない」にもかかわらず、その経営陣は、「労働者の安全を無視しつづけている」と語った。

 OSHAは、昨年2度、CF&I社を監督しており、11万1千5百ドルの罰金を科した。同社については、1972年来43回の労働監督を実施しており、うち31の監督後、召喚した。(アル カー)