このページは国際安全衛生センターの2008/03/31以前のページです。
|
 |
 |
|
NSC発行「Safety + Health」2000年12月号
OSHAの最新情報
諮問委員会、OSHAにすばやいタワー安全対策を要請
OSHAの建設安全衛生諮問委員会(ACCSH)は、先日、通信塔の建設労働者の間で「急増」中の死傷事故に対し、早急に手を打つよう、OSHAに勧告した。同委員会は、携帯電話、無線電話用の通信塔の建設に適用する基準を、「規制議題の最優先課題」にすえて、死傷者数の増加を抑制するため、「早急に考えうるあらゆる手段を用いる」べきだと要請している。OSHA担当のチャールス・ジェフレス労働副長官は、委員会の場で、問題を認めたが、取り組み方について、いくつか懸念がある、と述べた。
OSHAは、「この問題を引き続き検討」し、全国タワー建設業者協会と共同で取り組む、と語った。OSHAは、1999年1月に発行した遵守指令で、地上25フィート以上の高度で働く労働者は、塔に体をつなぎ、200フィート以上では常に、移動する巻上げ機のロープにつなぐなど、十分な落下防止策を与えなければならない、としている。
国立労働安全衛生研究所(NIOSH)は、通信塔労働者10万人あたりの死亡事故は、49件から468件のあいだと見積もっている。全産業では、10万人あたり5件である。見積もりに大きな幅があるのは、塔作業に関わる労働者数を特定するのが困難であるからである。労働者は、複数の産業、他の職種に分類されているからである。
|
|