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NSC発行「Safety + Health」2000年12月号
時の人
クリントン大統領、新しい全国飲酒運転基準に署名
クリントン大統領は、全国飲酒運転基準を血中アルコール濃度(BAC)0.08と定める法案に署名、法律は成立した。この新しい法定基準により、年間500人の命が救われ、国民は、飲んで運転する前に気をつけるようになるとして 大統領は、この立法化は、全国飲酒年齢制定以来、飲酒運転法規を強化する最大の一歩であると述べた。
「科学は、かなり以前に明らかにしていた」と、クリントン大統領は、ホワイトハウスのローズガーデンで語った。「血中アルコール濃度がこのレベルだと、安全運転するには、酔っ払いすぎている。判断力、反応時間やその他の重要な運転技術は、ほとんど後退している。血中濃度0.08の人が、エンジン・キーを回せば、車は、法律上、凶器となる」。
ローズガーデンでの式典で、大統領は、この法律に猛烈に反対してきたアルコール・レストラン業界と戦ったMADDや他の草の根レベルの活動を称え、立法化に向け、5年間尽力したフランク・ローテンバーグ氏民主党、ニュージャージ−州)上院議員、ニタ・ロウイ(民主党、ニューヨーク州)下院議員を称えた。
この法案の署名により、議会における3年間の戦いは終わった。ホワイトハウスと運輸省は、580億ドルもの連邦運輸歳出予算案の本条項のために、強力にロビー活動を行ってきた。
NSC(全米安全評議会)からは、チャック・ハーレイ、レオ・ケアリー、デイビッド・ケリーとトッド・ブリグが、式典に参加した。NSCおよびその職員は、MADDや他のグループとともに、法案を通過させるため、ロビー活動を行ってきた。全国飲酒基準の設定は、NSCの「国家安全議題」のひとつである。
「法定濃度を、血中アルコール濃度0.08とする法律の採択を支持することは、NSCの長年の方針であった」と、NSCのレオ・ケアリー政府サービス部長は語る。「この歴史的な法案の通過により、毎年、何百もの生命が救われ、無数の負傷が予防されよう」。
本法案の通過は、NSCの「国家安全議題」の手段であると、ジェリー・スキャネルNSC会長兼CEO(最高経営責任者)は、声明文で述べている。「これは、国家安全議題の主要部分であり、あってはならない死傷者の増加傾向をせき止める一助となる。これは、血中アルコール濃度0.08を連邦基準とする最良の機会であった」。 エリザベス・アンバル
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