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NSC発行「Safety + Health」2001年1月号

ニュース 

組合、エルゴノミクス基準に挑戦

労働組合は、新しいエルゴノミクス基準を総論として賛成しているが、いくつかの労組は、同基準の「弱点」を検討するよう、連邦裁判所に請願書を出している。

労組が問題にしているのは、OSHA(労働安全衛生庁)基準は、労働者が現に障害を受けるするまで、発動されないという点である。しかも、労働者の障害発生時から、使用者が恒久的な危険管理を設けるまでに、ずいぶんと時間がかかるだろうと懸念している。また、建設業、海運業、農業、鉄道業は、同基準から除外されている点も、不満である。

同基準の再検討を要請している労組は、AFL-CIO、トラック運転手国際組合、鉄鋼労働者連合、縫製職組合、工業・繊維労働者である。

エルゴノミクス基準の詳細については、「エルゴノミクス、非難の的」参照のこと。