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NSC発行「Safety + Health」2001年1月号

ニュース 


EPA、スモッグ基準達成期限を延期

 2001年度最終EPA(環境保護庁)予算の一部として、同庁は、より厳しい新大気浄化基準を満たさない市町村の公表計画を、6月に延期する。スモッグ・ばい煙排出許容量を減らした新基準を満たさない市町村は、多数にのぼる。

 新大気浄化基準をめぐる訴訟は、判決、上訴を繰り返し、現在、米国最高裁判所で係争中である。EPAは、最高裁の判決が出るまでは、新基準を施行できない。

 議会は、この夏予定の最高裁の裁定が出るまでは、EPAは、新基準をめぐるいかなる活動も行ってはならないとして、新基準不履行の市町村の公表には、反対である。

 米国商工会議所など産業界はといえば、公表の延期を支持している。公表される市町村には、新たな資本の投入がなくなるのではないかと、懸念している。