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NSC発行「Safety + Health」2001年2月号

ニュース


ノースカロライナ州で、エルゴノミクス州法をめぐる争い



 多くの企業がOSHAのエルゴノミクス基準を提訴している一方、ノースカロライナ州は、エルゴノミクス州法をめぐる争いに巻き込まれている。昨年、同州は、州政府は、「少なくとも」連邦政府のプログラム並に「有効な」基準を採用できるとしたOSHAの指針に従い、エルゴノミクス基準を提案した。

 しかし、ノースカロライナ規則再審理委員会は、州労働省は、エルゴノミクス基準に一銭たりとも支出してはならないとした新しい州法を引いて、エルゴノミクス州法を差し止めた。エルゴ州法は、公表ののち議会を通過したとして、州労働省は、昨年5月、提訴した。本件は、ノースカロライナ州最高裁判所に送られた。一方、ノースカロライナ州労働省は、スポークスマンに言わせれば、当局作成のエルゴ州基準を採用したかったところだが、OSHAのエルゴノミクス連邦基準を丸ごと採用した。

 「我々は、我々のノースカロライナ州エルゴノミクス基準を採用しようと試みた」と、ノースカロライナ州労働省のハリー・E・ペイン長官。「州基準は、州の労使のために、州民により書かれたものだったのだ」。