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NSC発行「Safety + Health」2001年2月号

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電力会社、大気汚染削減で、和解


司法省、EPA、ニューヨーク州は、バージニア電力会社と、同社が、その8つの石炭発電所からの大気汚染をカットし、1,400万ドルの環境プロジェクトを実施し、500万ドルの罰金を支払うことで、合意した。

 連邦政府は、バージニア電力が、大気浄化法の許可を申請せずに、施設のひとつを改築したため、大気中への汚染物質の排気が増えたとして、同社を告発した。ニューヨーク州は、汚染大気が風下のニューヨークへ流れてくると、同社を訴えた。

 同社では、恒久的な排気管理設備をとりつけ、石炭発電所から窒素酸化物、二酸化硫黄の排出を25万トン削減し、排気権取引により、まだ汚染物質を排気できた汚染物質排気許容枠を償還する。この和解で、公共企業としては、単独で最大規模の大気汚染の削減を実現することとなる。